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なかなか起きられず、すこし困る。
そういうときはなんとなく用事でもつくって、外に出るといい。あるいは、なにかしら手を動かしたりすることも。そのために、やりたいことの前にやるべきことが、ある。
朝、起き抜けに、冷蔵庫の野菜を見てさわり、こいつがいま何をされたいのか、云々、みたいなことが本当にあるのかもしれない、と思う。しかし、いまここで書いてみると、本当ににそんなことわかったんかいな、という気にもさせられる。
また、ほかのことでも、「本当にあるのかもしれない」気づきのようなものがあった気がしたけれど、この野菜のくだりを書いているうちに記憶が塗りつぶされてしまったのか、忘れてしまった。その忘れてしまったことがなんだか面白い。
最近買った本を並べてみた。
買ったときは、どんどん自分のなかが膨らむような気がしたけれど、いざ並べてみると、まだまだ自分の本棚って(こういうところに関心があるのねみたいに)とらえられる範疇なんだなと、思ったりする。
トマス・ピンチョン、カフカ、南方熊楠、セザンヌ、空海、永山則夫、(運慶さんは本探し中)などなど。どこかその一端でも、追いつける、つかむことができたら。
なかなか読み進めることができないものばかり買っている気がするが、一気読みとかできないものの方が、長いスパンで読もうとかペースができてくるのでかえってよいのかもしれない。
まさか自分がこんな風に日記みたいなものを書くと思わなかった。それに少し驚いている。
今まで人の日記には関心をもっていたのに、自分が書こうとはつゆにも思わなかったからだ。
どこかでやめてしまうのだろうか。わかんねえ。