2022 2/5 12:20

人間には、どこか穴がある。

その穴を埋めようとすると、穴であるから埋まらずに、ひたすら「満足のできない」状態が続いてゆくけれど、その穴をひとつの通気孔だとすれば、それこそが、わたしからわたし以外へ/わたし以外からわたしへ、つながってゆくものとなり、わたしを開かれたものとしていくような気がしている。穴は暗がりだから、はじめはそうは思えないかもしれないけど。向こうから風は吹いてきている。風の吹かれ方はこちらのあり方によって動きを変える。

風通しのよさ、ということにこだわればわたしは一切のものと境を見ることもできながら、境がないところにいけるのかもしれない。

 

誰もいない部屋、というのが好きなんだけど、

それはやっぱあれかな、気配があれば、充分ってことなのかな。