「毎日カフカ」1

往来の、一軒の新築家屋の前のるつぼの周りをぐるっと、羊歯類の形をして上の方へ昇っていく焔。「1912年1月3日」『日記』

 

読もう読もうと思っても、なかなか読まないことが多いので、1日に1回、パッと開いたところで気になったところを引いておくことにした。

とにかく、やりつづけられたらいいので、毎日カフカといいつつも、カフカ以外のところから引用する可能性も全然ありそう。自分が目にしたものたちに栞をさし挟むような気持ち。

 

一度たりとも同じ日がないこと。

これはほんとうに凄いことだ。同じ人にほぼ毎日会っても同じことは起こらない。体調もちがう。人ひとりののもつそのひろがりに驚く。毎日歩く道なのになにかちがう。いろいろな何かがあわさっている。すごい。

 

こうして何かしら書いたり話していると、自ずと調べる手が出てきたり、興味のあったことなどを思い出すから不思議。